INTRODUCTION

ホワイトハウス陥落、ロンドン同時多発テロ事件、世界を危機から救ってきた男、シークレット・サービス最強のエージェント、マイク・バニングの『エンド・オブ〜』シリーズ。『ジオストーム』『ハンターキラー 潜航せよ』などにも出演し、今やハリウッド屈指のアクションスターとなった俳優ジェラルド・バトラーのキャリアを代表するシリーズとして、『エンド・オブ・ホワイトハウス』『エンド・オブ・キングダム』に続き3作目を迎えた本作。公開されるやいなや全米初登場NO,1の大ヒットを記録し、映画レビューサイトROTTEN TOMATOESの観客支持率を表すAUDIENCE SCOREでは驚異の95%を記録。大量のドローン爆弾に襲われる圧巻の戦闘シーンからノンストップで展開される怒涛のアクション、そしてまさかのバニング自身が容疑者として追われ、世界大戦の危機が迫るという衝撃の展開に、ファンからは「シリーズ最高傑作」との声も上がっている。監督は、ドウェイン・ジョンソン主演の『オーバードライヴ』や『ブラッド・スローン』でリアリスティックなアクションと骨太な演出を高く評価されてきた俊英リック・ローマン・ウォー。『トランスポーター』『96時間』シリーズなどを手掛けた脚本家のロバート・マーク・ケイメンとともに、人気シリーズの集大成と言うにふさわしい最高のアクション大作を作り上げた。

STORY

かつてたった一人で世界を未曾有のテロ事件から救った英雄マイク・バニング(ジェラルド・バトラー)。今もシークレット・サービスのエージェントとしてアメリカ合衆国大統領トランブル(モーガン・フリーマン)から絶大な信頼を得ている彼だったが、長年の激務と歴戦の負傷は彼の体を激しく蝕んでいた。引退の二文字が度々頭をよぎるようになったある日、休暇中の大統領の元に突然空から大量のドローン爆弾が襲いかかる。決死の覚悟で身を挺して大統領を守るマイク。しかし激しい攻撃の中意識を失い、目を覚ますと彼は大統領暗殺を企てた容疑者として拘束され、FBIの執拗な尋問を受けていた。全く見に覚えのない濡れ衣、しかし何者かが周到に用意した証拠はすべてマイクが犯人であることを示していた。なんとか隙を突いて逃げ出したマイクは、自らの無実を証明するため真実を明らかにするため、ボロボロの体にムチを打って走り出す。やがて明らかになる陰謀、それは世界を破滅へと導く恐るべきものだった。傷だらけの英雄マイク・バニング最後の戦いが今始まる――

CAST

ジェラルド・バトラー
マイク・バニング役
1969年スコットランド・グラスゴー生まれ。グラスゴー大学で法律を学び弁護士事務所に就職するも、夢を捨てきれず俳優への道を志す。「トレインスポッティング」などの舞台を中心にキャリアを積んだ後『Queen Victoria 至上の恋』(97)で映画デビュー。主役を演じた『オペラ座の怪人』(04)の成功で一躍スターの仲間入りを果たし、『300<スリーハンドレッド>』(07)の世界的大ヒットでその人気を不動のものとした。その他にも『P.S.アイラヴユー』(07)『幸せの1ページ』(08)本作同様マイク・バニングを演じた『エンド・オブ・ホワイトハウス』(13)『エンド・オブ・キングダム』(16)のほか『ヒックとドラゴン』シリーズ(声の出演)『ジオストーム』(17)『ザ・アウトロー』(18)『ハンターキラー 潜航せよ』(18)など幅広いジャンルの話題作に出演している。今後の出演作も『THE VANISHING』(18)や『ヒックとドラゴン』シリーズの新作など多数。

COMMENT

『エンド・オブ〜』シリーズに帰ってこられて、とても興奮しているよ。特に本作ではキャラクターに新鮮な要素を加えて、今までとは異なるベクトルにストーリーを向けているからね。マイク・バニングは、かっこいいヒーローであると同時に心優しい男でもある。今回は、そんなバニングの過去について、より深く知ることができる内容になっているんだ。更にこの映画が素晴らしいのは、ストーリーがこれまでよりずっと彼のパーソナルな部分に重きが置かれているにも関わらず、アクションに関してはシリーズ最高のものに仕上がっている点だ。すべての点でレベルアップしている。とても正気とは思えない激しい戦闘シーンがあって、そのすぐ後には現実的なドラマがある。しかもシリーズで最もユーモアに溢れた映画といえるだろうね。

 僕は、そろそろみんながバニングのことをもっと詳しく、どんな人物か知るときだと思ったんだ。彼は訓練を受けた殺人のプロかもしれないが、常に「ごく普通の」男でもある。だからこの映画では、外的要因による甚大な危機や葛藤はもちろん、彼が、父親や妻そして自身の将来との間で直面する内的葛藤についても、観客はその多くを知ることになる。それは、僕たちみんなが持つ「ごく普通の」葛藤なんだ。そうして彼の内面に没入していくことで、アクションをもっと身近に臨場感を持って感じることができるはずだよ。

COMMENT

「このシリーズの大ファンだったので、本作でシリーズを新たな方向に導き、この作品に新たな深みや展開を加える役割を担えたことは、とても光栄なことだったよ。そうしたことで、初めてこのシリーズに触れる観客も、すぐに物語に入り込めるようになっていると思う。マイク・バニングの物語におなじみのスリルと面白さはもちろん満載だけど、観客のみんなにはそれ以上の何かを持ち帰ってもらえると嬉しいね。」
モーガン・フリーマン
アラン・トランブル大統領役
1937年アメリカ・メンフィス生まれ。幼い頃から演劇に親しむ。いくつかの職業を経験しながらも芝居を続け、子供向けのテレビ番組で広く名前を知られるようになる。80年代以降は映画を中心に評価を集めるようになり、以降は『NYストリート・スマート』(87)『ドライビングMissデイジー』(89)『ショーシャンクの空に』(94)『ミリオンダラー・ベイビー』(04)『インビクタス/負けざる者たち』(09)で5度アカデミー賞(R)にノミネートされ、『ミリオンダラー・ベイビー』では最優秀助演男優賞を受賞した。『ディープ・インパクト』(98)クリストファー・ノーランのバットマン『ダークナイト』3部作などのスタジオ大作にも多数出演し、出演作品のチケット売上は累計40億ドル以上と、名実ともにアメリカ映画界を代表する名優の一人。
ジェイダ・ピンケット=スミス
FBI捜査官・トンプソン役
1971年アメリカ・ボルティモア生まれ。地元の学校でダンスと振り付けを学んだのち、本格的に役者の道へ進むためにロサンゼルスへ移る。テレビを中心にキャリアを積んだ後、『ポケットいっぱいの涙』(93)で映画デビュー。その後『マトリックス』シリーズや、『コラテラル』(04)などの話題作に数多く出演。夫は俳優でラッパーのウィル・スミス。息子のジェイデン、ウィローもそれぞれ俳優やミュージシャンとして活動している。現在は女優としての活動だけでなく、映画製作や、女性クリエイターの支援を行う財団の運営など多様な形で映画の世界に携わっている。
ニック・ノルティ
クレイ・バニング役
1941年アメリカ・オマハ生まれ。学生時代はアメリカンフットボールを志し大学に進学するも断念。人の勧めもあり俳優の道に進む。舞台での活動の後、TVにも進出。『グッバイ・ドリーム』(75)で映画デビュー。76年にTVシリーズ「リッチマン・プアマン」への出演で注目を集め、『48時間』(82)などでアクション・スターとして人気を得るが、『ケープ・フィアー』(91)では極悪ストーカーに追われる弁護士、『ロレンツォのオイル/命の詩』(92)では息子の病気を治すために奔走する父親など様々な役柄を演じており『ウォーリアー』(11)まで3度アカデミー賞(R)にノミネートされており、アクション映画に限らない活躍を続けている。

STAFF

リック・ローマン・ウォー/監督
1968年アメリカ・ロサンゼルス生まれ。スタントマンとしてキャリアをスタートさせ、監督としてはドウェイン・ジョンソンを主演に迎えアメリカの厳しい受刑者の減刑制度の現実をリアルなアクションとサスペンスを交えて描いた『オーバードライヴ』で一躍注目を浴びる。PTSDに悩まされる陸軍特殊部隊帰還兵の姿を追ったドキュメンタリー『THAT WHICH I LOVE DESTROYS ME』(15)、刑務所を牛耳るプリズン・ギャングの実態を描いた『ブラッド・スローン』(17)などアメリカ社会の暗部を鋭くえぐる主題を描くことに定評がある。次回作は本作に続きジェラルド・バトラーを主演に迎えたディザスター・ムービー『GREENLAND』が予定されている。
ロバート・マーク・ケイメン/脚本
1947年アメリカ・ニューヨーク生まれ。ニューヨーク大学で学士号を取得、ペンシルバニア大学で博士号を取得。『タップス』(81)で正式に脚本家としてデビュー。『ベスト・キッド』シリーズ、『トランスポーター』シリーズ、『96時間』シリーズなど人気シリーズの脚本を数多く手掛けてきた。特にリュック・ベッソンとの仕事で多く知られている。99年以降ワイナリーも経営している。